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特長

企業ITシステムの環境計測と監視に貢献「IT積さん」

多チャンネル、高精度

省エネ効果は数%の積み上げのくり返しになるといわれています。計測精度が粗いと、効果が計測誤差の中に埋没してしまい意味をなしません。また、計測する対象をまとめすぎるとどこに改善の手を打てばよいのか分かりにくくなります。
IT積さんは、電圧と電流の両方が同時に計測できる電力計測専用の高精度プロセッサを各チャンネルに配置。複数チャンネルの電力計測を各個に行います。また、各チャンネルの計測タイミングや計測演算処理を高速に行うプロセッサを中間に配置し、後段にはネットワーク対応機能や監視機能、レポーティング機能等を実行するARMアーキテクチャ プラス Embedded Linux ベースの低消費電力32bit MPUを配置しています。
多チャンネル計測を、専用計測器並みの精度で、専用システムとして1台に集約しています。もちろん一台ごと校正して出荷しています。詳細仕様は「仕様一覧」ページを参照してください。

簡単設置、即計測

ITでのシステム運用監視に電力と温度等の監視が不可欠になってきています。増加するストレージ装置、ラック内装置の高密度化、予測が難しいアクセス集中等システム負荷の変化と消費電力や温度変化との相互監視が必要です。
装置単位やラック単位、システム単位等、運用監視レベルの深さや広がりに沿って電力監視ができたら。システムの更新に合わせて簡単に装着できたら。でも電力関係は施設部門が統括し、ITの意向を反映するのは時間と費用が必要でした。
T積さんは、ITコンサルタントやITエンジニアの目線で装着できることをめざし、OA電源タップやPDUを扱うように簡単に配線し、数分後からはWeb画面で各計測チャンネルをモニタできるようになっています。
また、施設管理の方々にも適した分電盤内装着タイプもご用意。配線工事を資格者の手で行った後、数分後にはWeb画面で遠隔からモニタができます。

豊富なラインナップ

電力は、樹のように幹から複数の枝に分かれ、その枝からより細い枝や葉に分かれるように分配されています。電力消費の見える化も、幹から枝・葉の末端に向けた活動となってきています。IT環境は、人と業務サービスを支援する目的のために構築されていて、時間や日付で変化します。この幹、枝、葉の要所要所を計測・監視することで、電力消費や温度変化、積算電力量等の見える化を進められます。
IT積さんは、分電盤向け、ラックやシステム向け、小規模サーバールーム向け、OA環境向けなど、その計測対象の規模や仕組みに合わせて機種を選択していただけます。
もちろん複数箇所にそれぞれのIT積さんを設置しても、機能は統一。運用面や管理面での使い勝手を統一してご利用いただけます。

高度で多彩な機能

IT運用監視で有用な電力パラメータと温湿度、省エネ関連指標の取得が一台で実現できます。
装置の運用状態を把握するための実効電流や有効電力量、ヒートスポットを発見する温度監視などの計測機能。計測データを収集するロガーの機能。閾値を設定し、注意や警告を通知する機能。有効電力の変化や一ヶ月の積算電力量を逐次予測する統計機能。ユーザタイプに合わせてレポートを送付する機能などをこの一台にビルトインしています。

専用ソフト、サーバ不要の上位連携機能

IT運用監視用ソフトやサーバが既に利用され活用され、日々のシステム運用が行われています。運用担当者はこの画面や装置を通してシステムの状態を、運用マニュアルに基づいて判断しています。
電力監視や温度監視も既存の運用監視システムに簡単に組込んで利用できます。
データ取得方式は、Microsoft OfficeのExcelへ簡単に取り込んで行う電子メール添付方式。上位監視ソフトとの連携にSNMP要求方式。既存のアプリケーションからデータを取得するRSH要求方式。ファイルサーバに直接送り込むFTP連携方式。既存システムを有効に利用して、運用マニュアル更新が最小になるように考慮しています。また閾値を超えるとSNMPトラップを発行させ、ネットワーク警告灯「警子ちゃん®」を点灯させたり警報を発報させるような連携や、被害を最小にするため自動シャットダウン装置と連携して、安全にシステムをシャットダウンすることが可能です。

お手頃価格

IT積さんの特長は、一台に電力と温湿度計測装置の機能、データロガーの機能、閾値監視機能、レポーティング機能が集約されていて、それぞれを個別装置で構成する場合に比べ低価格です。また、設置も必要なところから始めれば良く、初期投資として多額な費用を必要としません。機種によっては電気工事も必要なく、システム構築段階から装着することで、開発やテスト段階から電力の計測・監視が行えます。データー収集用のPCやサーバは不要なうえ、専用ソフトもいりません。
新規システムに対しても既存システムに対しても必要に応じて装着していけますので、トータルコストとパフォーマンスから見ておすすめの一台です。