みずどめくんセンサーとメル丸くんの連携ソリューション

みずどめくんセンサー&メル丸くん

この度都内高層マンションへ導入されたみずどめくんセンサーの連携装置として、メル丸くんを採用していただきました! メル丸くん採用の決め手は、マンションの中央管理室に常駐している警備員がみずどめくんセンサーからの通知に万一気付かないことのないように、メル丸くんが音と光で素早く警報できる点が評価されました。更に今後はメル丸くんから管理組合関係者へのメール送付を実施予定です。これにより今まで以上に止水板や土嚢の設置タイミングを関係者が逃すことなく確認出来、浸水被害を最小限に食い止めることを可能にします。

ソリューションの概要説明
①STEP1 みずどめくんセンサーは「雨量計仕様」と「水位仕様」の2つの仕組みがあり、設置場所や環境にあわせて警報レベルをカスタマイズして提供していますが、今回のシステムではマンションの屋上に設置した転倒ます雨量計で雨量(降水量)を測定。 ②STEP2 水位雨量観測装置でデータを記録。指定時間からの積算値が設定した警報レベル(第1~第3レベル)を超えた場合にメル丸くんへメールを発令。 ③STEP3 予め設定された警報レベルに併せてメル丸くんが作動。

株式会杜キッスビー三興建設様開発 浸水警報通知システムみずどめくんセンサーとは

増え続けているゲリラ豪雨や、集中豪雨の際の建物浸水被害は、自然災害という要因に加えて、バリアフリー化によるエントランスと道路との段差の少ない建物の増加や、半地下に玄関や駐車場を設けるなど、建物の構造そのものが変化していることにもあります。そのため最適なタイミングで浸水対策を行うことへの需要が高まってきていました。そこでお客様からの声に応えて開発したのが浸水警報通知システムみずどめくんセンサーです。雨の降り具合を瞬時に測定し、浸水被害が予測される降雨量かどうかを判断、設定警報レベルを超えた場合に警報を発令し、最大10台までの携帯、もしくはパソコンに一斉通知することにより、止水板などを早めに設置することが出来、浸水被害を最小限に食い止めることを可能にします。

【みずどめくんセンサー構成】
水位雨量観測装置/水圧式水位センサー(ケーブル30m付)/転倒ます雨量計(ケーブル10m付)
  ※雨量観測装置(データロガー)の機能
  ・雨量予報警報判定装置
  ・指定時間からの積算値が設定した警報レベル(第1~第3レベル)を超えた場合に警報を発令
  ・観測データ保有


※詳しくはみずどめくんセンサー

株式会杜キッスビー三興建設様 インタビュー

今や季節や地域を問わず日本列島を襲う、集中豪雨やゲリラ豪雨。浸水対策のタイミングがより精密さを求められてきています。 世の中の声や要望から生まれた浸水警報通知システムみずどめくんセンサーの需要が今後益々増え続けることになりそうですが、今回メル丸くんと連携していただいた経緯などを伺ってみました。
(写真は株式会杜キッスビー三興建設様黒田信昭社長)

  1. みずどめくんセンサー+メル丸くん 導入の経緯を教えて下さい
    はじめに、みずどめくんセンサーを導入いただいた理由として、室内にいると雨音が分かりにくく、急な豪雨時に浸水対策(止水板や土嚢)の設置が間に合わないという事のないようにしたいとのことでした。道路に雨水が溢れる様な時だけ浸水対策をしたいけれど、感覚で雨の強さを判断することは難しく、人によって浸水対策の設置基準にバラつきが生じてしまうことや、「道路に雨水があふれそうだ」と思って止水板や土嚢を設置したけれど被害に遭遇しなかった…というような事が続くと、「今回も大丈夫であろう」と思い止水対策が遅れるというようなこともあります。ですから、浸水被害に遭遇しない為の明確な浸水対策設置基準とその警報タイミングが重要になってくるのです。そこでメル丸くんとの連携が必要になりました。

    今回のお客様先のマンションでは、24時間、中央管理室に警備員が常駐していますが、ローテーションを組んでいる警備員の人数が多く、みずどめくんセンサーのシステムでは、メールの配信先が「10件」しか登録できない為、警備員全員の携帯メールを設定できません。それではせっかくの通報システムも意味がありません。そこで、中央管理室へ発報装置の設置を検討することに。今回のケースに適した警報装置を探していたところ、メル丸くんを見つけました。メル丸くんであれば、みずどめくんセンサーからの通報メールを24時間365日受取り発報、管理室にいる警備員は瞬時に光と音で状況を把握出来ます。また、必要に応じてメル丸くんが関係者へメール伝達出来ることが採用の決めてになりました。
  2. 運用方法を教えて下さい
    みずどめくんセンサーは、1分毎の雨量を計測して5分間の積算雨量から各警報レベルを超えた場合に発報する事で急な豪雨に対応します。急な豪雨と言えば「台風」や「ゲリラ豪雨」。「台風」の場合は天気予報や台風進路情報があるので事前に準備できるのですが、「ゲリラ豪雨」だけは事前準備が難しい為、この商品が開発されております。 このレベルに合わせてメル丸くんを光らせるように設定しています。

    ・第一警報レベル:浸水対策商品(止水板や土嚢)を設置個所側に移動準備
      3.5mm(5分間の雨量)→42mm(1時間の雨量)
      メル丸くん 青色(点灯):断続音
    ・第二警報レベル:浸水対策商品浸水対策商品(止水板や土嚢)を設置開始
      4.0mm(5分間の雨量)→48mm(1時間の雨量)
      メル丸くん 黄色(点灯):断続音
    ・第三警報レベル:至急、浸水対策商品(止水板や土嚢)を設置
      4.5mm(5分間の雨量)→54mm(1時間の雨量)
      メル丸くん 赤色(点灯):連続音

    現在はこの様に設定しておりますが、この雨量の数値は変更可能です。第一警報レベルを下げて準備する時間を多くしたいとの要望や雨量の多い地域に対応する為です。
  3. 導入後の効果 実際に使われてみてどうでしたか?
    実際に納入先は敷地の広いマンションで、水害を想定した場合に多数の浸水経路が有ります。そのため浸水経路からの浸水を防ぐには適切な段階で、適切な対応策が必要です。 現在は中央管理センターでのみの使用ですが、今年から管理組合の防災担当者へもメールを送付し降雨状況を連絡するそうです。
  4. メル丸くんへのご要望があれば教えて下さい
    みずどめくんセンサーの導入を検討して頂いているお客様の中には、豪雨時に急いで駐車場に入る車に対して「浸水の被害が想定される」や「止水板を設置しているので駐車場への進入禁止」を知らせる為に、駐車場入り口部や屋外に警告灯の設置を検討されているお客様がいらっしゃいます。可能であれば、防水防塵仕様か防水防塵ケースが商品ラインナップに加えて頂けると助かります。
  5. 貴社の今後の展望などあれば教えて下さい
    近年、ゲリラ豪雨(又は集中豪雨)や大型台風等の為、水害が増える傾向にあります。 浸水被害を未然に防ぐ為、また、不要な止水板や土嚢の設置作業を行わなくて良いように、降雨予測ではなく、実際の降雨量から止水板や土嚢の設置タイミングをお知らせするソフトを開発しました。 皆様の大切な資産である建物を水害から守り、安心・安全をご提供できますように今後共、商品の改善を行い御採用頂けるように努力致します。

≪導入企業様企業情報≫

企業名 株式会杜キッスビー三興建設
所在地 東京都千代田区六番町1番地
本社TEL 03-3221-6401
URL http://www.kissbee-eco.com/
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