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UPSとは

UPSとは、Uninterruptible Power Supply(Source/Systems)の略で無停電電源装置とも言うUPSとは、停電・電圧変動などのトラブルが発生した際にUPS内のバッテリに蓄えられた電力を、より安定した状態でコンピュータや周辺装置に供給する装置です。ISAではこのUPS本体、ネットワークなどの統合管理用ソフトウェアと関連ユーティリティソフトウェアの企画・開発・販売 をしています。

UPSの方式について

コンピュータ用UPSにはその対応すべき電源環境のレベルに応じて3つの方式があります。

①常時商用給電方式
②ライン・インタラクティブ方式
③商用同期常時インバータ給電方式


Uninterruptible Power Supply(Source/Systems)の略で日本語では無停電電源装置と訳します。基本的にはバッテリを利用して停電などの電源障害時に交流(100Vとか200V)を供給する装置です。

大きいところでは金融機関の計算センターから(こういうところは発電機とも組み合わせビル全体をバックアップしています。)企業のサーバ、パソコンに至るまで、コンピュータのあるところUPSの必要ありと言っても過言でもないでしょう。また、電話交換機や銀行のCD(キャシュ・ディスペンサ)機、コンビニのPOS(ポイント・オブ・セールス)などにも使われています。変わったところでは重要な交差点の信号機にも使われています。

コンピュータ用のUPSはコンピュータとインターフェースを介してやりとりし、コンピュータのスケジュール運転をしたり、逆にUPSの状況(バッテリ残量や負荷率など)をコンピュータ側からモニタできるものもあります。さらに進んだものはネットワークに直接接続でき、ネットワークの管理者が遠方から監視やコントロールできるものもあります。これらはインテリジェントUPSと呼ばれています。

UPSの方式について~①常時商用給電方式

通常は入力の一般商用交流がそのまま出力に出ています。電源異常を検知すると内蔵されたバッテリの直流をインバータで交流に変換して出力します。
電源異常を検知してから出力をインバータ側に切り換えるので、どうしてもそのための切り換え時間が生じます。また、通常は商用交流がストレートでコンピュータに出力されてしまうのでノイズなども直接影響してしまいます。装置のサイズは小さくでき、コストも低くできるので、パーソナルあるいは末端クライアント向けと言えるでしょう。インバータ運転時の出力は一般的に矩形波でありノイズ成分を多く含みます。

UPSの方式について~②ライン・インタラクティブ方式

通常は常時商用方式同様に入力の商用交流がそのまま出力されます。入力がある値を超えたとき一定の電圧が印加されます。入力が更にある値から大きく変化したとき、バッテリを使ったインバータ運転に切り換わります。すなわち入力変動に対し、2段構えで出力を対応させているわけです。当然インバータへの切り換え時間を要し、通常入力→出力へノイズも伝達されます。ただし常時商用よりは入力変動に対しこまめに対応できます。インバータ出力波形は疑似正弦波(負荷に応じ正弦波形が崩れてくる)が多く、コストは常時商用より若干高めになります。クライアントPCやFAXなどに適しています。

UPSの方式について~③商用同期常時インバータ給電方式

元々が大型のコンピュータのバックアップに使われていたCVCF(Constant Voltage Constant Frequency)の定電圧・定周波数技術を応用しています。入力交流はいったん直流に変換され、バッテリ充電とインバータ駆動に使われます。入力にどんな変動があっても出力は影響されず入力に同期したきれいな正弦波が常に出力されます。すなわち無瞬断です。入力電圧がダラダラと下がり、またすぐに上昇した場合など、常時商用方式やラインインタラクティブ方式の入力電圧検知回路では検知できずにインバータに切り換えないことも現実には起きていますが、この常時インバータ給電方式では方式上完全対応できます。インバータは常に運転されていますので回路には高い技術と信頼性が要求されます。
信頼性が高いのでサーバやワークステーションなど重要な役割を演じるコンピュータには必須の方式です。

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