警子ちゃんUは、ネットワーク監視だけでなく環境監視センサ等の警報信号入力をトリガとした通知が可能です。警子ちゃん1台に8個のセンサを接続する事ができ、異常時には各センサ個別のアクション(ブザー鳴動・ランプ点灯など)実行や、電子メール・SNMPトラップ・IPメッセンジャーによる通知が可能です。
サーバルームやデータセンタ等、無人環境の異常は早急に管理者へ通知する事が重要です。警子ちゃんUは監視の結果を他の警子ちゃんへネットワーク経由で転送する機能を有するので、警子ちゃんを2台用意し、1台をセンサ側に、もう1台を管理者側に置くことにより、ブザーとランプでいち早く異常を管理者へ通知できます。
また昨今頻発しております地震ですが、タイムリーに遠隔へ通知する事を目的とした地震通知システムを警子ちゃんUで安価に構築できます。
警子ちゃんUは上記で説明しました警報信号入力インターフェースの他、デジタル出力インターフェースを有し、警報信号入力をトリガとしてデジタル出力を制御する事ができます。これにより信号線のネットワーク拡張(延長)が可能です。例えばUPS/CVCFと離れた場所に配置されたサーバに停電信号を入力し、停電時にはシステムを安全にシャットダウンさせたい場合、通常は煩雑な配線工事が発生します。これに対し警子ちゃんUをUPS/CVCF側とサーバ側へそれぞれ設置すると、停電信号をネットワーク経由で警子ちゃんから警子ちゃんへ送る事ができます。UPS/CVCFとサーバを直接信号線で接続する必要はありません。
またサーバ側の警子ちゃんをリモートパワーコントローラPDU-5115Sと置き換えることにより、OSのシャットダウンだけでなく電源制御も可能になります。
警子ちゃんUのデジタル入出力機能を利用し、様々な活用方法が考えられます。
◆警子ちゃんII 応用例へ |