- 課題
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複数のハウスで、異なる品種のトマトを栽培。また年間を通して一定量を出荷したい。
トマトの育成に、日射量、ハウス内温湿度、CO2濃度を細かく管理したいが、人手が割けない。機器も使い慣れない。自動的にハウス内環境データを収集したい。管理棟から最も離れたハウスまでの距離は300m。
既存のクラウドサービスに接続し、ハウス毎のデータ管理や制御は把握できる。
- 解決策
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管理棟にWD100-S32を設置し、それぞれのハウスには10年バッテリ搭載の多点温湿度計測装置、トマト苗の高さ方向の温度分布と日射センサ、二酸化炭素濃度計測装置を配置。環境データは、LTE回線でクラウドサービスに一定時間間隔でアップされ、24時間居ながらにして全ハウスの状況を把握。
WD100の計測ユニットは電池で10年間駆動する。センサーの種類も多く、ハウス内の測りたい物(場所)に簡単に設置でき、長期に稼働できる。例えば、トマトの苗の生長点近傍、人が作業する高さ、地表面近傍を1台の計測ユニットでカバーすることも可能。複数設置された計測ユニットを、管理棟内に設置されたデータ収集サーバで全て集約できる。
データ収集サーバ側で簡易にデータを処理することができるため、オーナーが所有するPCにデータを送る設定も可能。WD100-S32通信制御サーバが持つ計算処理能力と管理機能、ネットワーク対応能力はこうした様々な環境で能力を発揮する。