ISA再輝対策(リファービッシュメント)サービス客先実施事例

 ISAは多くの再輝対策を提案し実施してきました。その多くは企業の研究、製造、品質検査等、なくてはならないシステムです。顧客名は機密保持の観点から公表できませんが、いずれも日本を代表する研究機関や企業の方々です。とかく新しいシステムにマイグレーションを考えがちですが、再輝対策を理解することで、顧客の選択肢が広がってきています。

事例1:国内電機メーカー(A社)

お客様の課題と対処:

  • 製造ラインの計測制御コントローラとしてHP 9000シリーズ712を多数利用中
  • サポート終了後も問題なく稼働しているが、経年リスクも気になるのでそのうち10台のマイグレーションを計画した
  • サポート終了後も年次分の保守費用は確保されていたが、幸い故障などのトラブルには遭遇していなかった
  • ところが、計測装置の内製制御ソフトウェアもマイグレーションが必要になることが判明
  • 既に内製ソフトを作る言語を理解したエンジニアが他部署に移動してたため、社外に開発を委託するしか手だてがなく、工期がかさみ予算化が困難
  • 同じ製品のリファービッシュ製品を必要台数分と緊急対応分の1台を購入した

事例2:国内半導体メーカー(B社)

お客様の課題と対処:

  • 15年前に新規の半導体製造ラインとともに計測装置システムを導入。システムはコントローラとしてHP 9000シリーズ320を利用し、現在も稼働中
  • 半導体の主流製品を製造する装置は最新鋭のものを導入しているが、過去の製品も継続して製造していて、当時最新鋭だったシステムを使って現在も製造を続けている
  • 対象システムもサポート終了しているため、もし故障が発生すると経済的リスクは高いが、新規投資だとその費用が製品に転嫁されてしまうため、競合リスクが増加する
  • 従って、新規投資はせずに故障リスクを下げて既存システムを使い続けたい
  • そういう方針で使い続けていたが、最近間欠障害として本体が立ち上がらない症状が出始めたのと、だましだまし使っていたモニタの輝度劣化から製造データを間違えて読み取る品質事故が発生した
  • 最大の投資対効果を得るため本体のリファービッシュメントを選択し、ディスク装置と焼付けが発生しにくい(互換液晶)モニタは、ISA互換装置に変更した

事例3:国内電機メーカー(C社)

お客様の課題と対処:

  • 製造ラインで製品テストシステムとしてHP 9000シリーズ745iを現在も利用中
  • 複数のラインから上げられたデータは、品質保証システムと製造管理システムにオンラインでデータを送り込む
  • 少量多品種の製造ラインという特性上、製品テストプログラムは製造仕掛かりの段階で管理データベースからネットワーク経由で自動的にロードされる仕組み
  • サポート終了対象のシステムだったが、何ら故障なく稼働していた
  • ある日工場近隣に落雷があり、ネットワークラインにサージ電圧がかかり、ネットワークI/Fボードが故障した
  • 緊急対策は社内で対応したが、ネットワークI/Fボードも既にメーカからの供給が終了しているため、ISAからの調達に頼った

事例4:国内電機メーカー(D社)

お客様の課題と対処:

  • D社が納めたシステムの最終顧客(公共団体)が利用するHP 9000シリーズD250サーバが間欠問題(経年変化の一つ、出たりでなかったりする問題)を起こす状態だった
  • 最終顧客からは、原因追及と修理対応の要望がD社にあったが、メーカのサポートは終了しているため断られ対応に苦慮していた
  • Webページで再輝対策を知ったD社がISAに相談
  • D社要請で、現地で実機調査を実施
  • 原因はハードディスクの劣化が始まっているためのRead/Writeリトライによる間欠障害エラーと判明
  • ハードディスク装置の選択は、ISA互換製品とリファービッシュメント品の選択肢があったが、後者を選択した
ISA再輝対策済み製品は1年保証付き!

再輝対策済み製品
出荷品質を支える
自社での厳格な検査行程

出荷品質を支える自社での厳格な検査行程

ISAは20数年に渡り世界市場自社製品を開発・製造し、出荷してきました。世界で品質の高い製品と認められるには長年の努力の積み重ねが必要とされます。また自社製品の検証機には今でも再輝対策を施した20年前の機械も多数設備として保持しています。製品を設計し検査し出荷するプロセスと、実機との比較による動作検証、ヒートランなどを経て、再輝対策済み製品として出荷されます。
ISAが独自に1年の保証をつける自負がここにあります。