製品ラインナップ

 HPは、1970年代の初めに卓上で利用できる科学技術計算機をシリーズ化し、コンピュータ専門家でない研究者やエンジニアが簡単にプログラムを作る言語にBASICを採用しました。もともとHPは計測器でも定評があり、BASICに制御命令やデータ入出力命令などを加え、計測コントローラの業界標準とまで言われてきました。Agilent社に移った後、販売・サポート終了になったHP BASICを、正式移管先の企業から直接取引して仕入れ販売しています。製品ラインナップとしては、HP BASIC/WS、BASIC/UXやSRM/UXの2000年対応版を販売しています。

BASIC/WS
2000年問題対応

BASIC/WS

HP9000 200/300シリーズで動作するBASICのOSです。従来のBASICで発生する下記の問題点を解決したバージョンです。仕様は従来のBASIC/WS 6.3と同じですので、プログラムの書き換えなどの作業は不要です。

具体的な問題点:
日付関連のコマンドが2000年2月29日以降の数字を入れるとエラーになるというトラブルがあります。また、日付の年表示が00,01ではなく、*0,*1と表示されてしまいます。
BASIC/UX
2000年問題対応

BASIC/UX

HP9000 200/300シリーズ上のHP-UX 9.10で動作するHP BASICです。従来のBASICでは対応していなかった西暦2000年問題に対応したバージョンです。仕様は従来のBASIC/UX 6.4と同じですので、プログラムの書き換えなどの作業は不要です。

SRM/UX
2000年問題対応

SRM/UX

HP9000 300/700/800シリーズ用のSRM/UXです。 従来のHP/Agilent社で販売していたSRM/UXでは対応していなかった西暦2000年問題に対応したバージョンです。

関連リンク

開発元のTest & Measurement Systems Inc.のウェブサイトに、更に詳細な情報が掲載されています。