HPは、1970年代の初めに卓上で利用できる科学技術計算機をシリーズ化し、コンピュータ専門家でない研究者やエンジニアが簡単にプログラムを作る言語にBASICを採用しました。もともとHPは計測器でも定評があり、BASICに制御命令やデータ入出力命令などを加え、計測コントローラの業界標準とまで言われてきました。Agilent社に移った後、販売・サポート終了になったHP BASICを、正式移管先の企業から直接取引して仕入れ販売しています。製品ラインナップとしては、HP BASIC/WS、BASIC/UXやSRM/UXの2000年対応版を販売しています。
HP9000 200/300シリーズで動作するBASICのOSです。従来のBASICで発生する下記の問題点を解決したバージョンです。仕様は従来のBASIC/WS 6.3と同じですので、プログラムの書き換えなどの作業は不要です。
HP9000 200/300シリーズ上のHP-UX 9.10で動作するHP BASICです。従来のBASICでは対応していなかった西暦2000年問題に対応したバージョンです。仕様は従来のBASIC/UX 6.4と同じですので、プログラムの書き換えなどの作業は不要です。
HP9000 300/700/800シリーズ用のSRM/UXです。 従来のHP/Agilent社で販売していたSRM/UXでは対応していなかった西暦2000年問題に対応したバージョンです。