2023年9月1日受注開始！
DN-3810BSシリーズは、DN-3310BSシリーズの後継機種です
（　DN-3310BSシリーズ生産終了のお知らせと後継機種のご案内　）

高速・高機能・高信頼性　接点監視制御装置

ネットワークと電源に加え、制御部を冗長化　DN-3810BSシリーズ

防災、交通、放送、通信等、重要インフラを想定した安心設計

接点監視制御装置、DN-3810BSシリーズは高速化、多接点化、ネットワークと電源に加え制御部の冗長化をはかった、ミッション・クリティカルな場面で活躍できる製品です。

製品の概要

本システムは、ネットワークとシステム全体の制御をつかさどる統合管理ブレードと外部入出力を処理するI/Oブレード、それと電源ユニットで構成され、外部機器からの接点信号変化を検出し、ネットワークを介して管理者に知らせたり、接点信号を出力して外部機器の制御を行うシステム装置です。

主制御は統合管理ブレード２枚構成で、ブレード故障時には制御が他方に自動的に置き換わり、無停止で冗長化運転が可能です。この種の単独製品での制御冗長化は業界では初めてだと思われます。各統合管理ブレードは2ポートGbEネットワークを有し、各ポートのネットワークも冗長化されています。

統合管理ブレードには、最新のMPU(ARM Cortex A53 4コア 64bit)と内部通信用MPU(ARM Cortex M4 32bit)を搭載し、ヘテロジニアスな構成となっています。

I/Oブレードは、2種類の入力ブレードと1種類の出力ブレードが提供され、内蔵MPU(ARM Cortex M4 32bit)は外部との入出力処理を行い、統合管理ブレードとの高速通信を可能にしています。I/Oブレードは最大6枚収納でき、通電中の抜き差し、交換（ホットスワップ）が可能で、保守時のダウンタイムを最小化出来ます。入力用に独立・絶縁電源が標準搭載されており、入力最大168ch、出力最大96ch、最小パルス幅1㎳まで検出可能です。

電源ユニットはAC100/200V及びDC48V入力が可能で各々2ユニット構成での冗長化がはかられています。また、AC/DCユニットの混在にも対応しています。

TLS1.3、HTTPSアクセス等、最新のセキュリティ、OAuth2.0認可プロトコルにも対応。ZABBIXなど他の監視システムとの親和性も高くなっています。また、ソケット通信によるPLCとの双方向通信も可能です。ステータス表示にはLCDディスプレーとLEDが実装され、現場での詳細ステータスの把握が可能です

システムは冗長電源を標準装備し、統合管理ブレード2枚(または1枚)を装備した２Uサイズのユニットを基本とし、3種類のI/Oブレードの組み合わせで最大6枚まで装着できます。

従来当社製品比較では、主プロセッサ・パフォーマンスを約5倍向上、システム内伝送速度を約100倍向上、最小パルス幅1㎳の検出も可能です。

このように大幅なパフォーマンス向上と使用部品価格の上昇にも関わらず、回路から筐体、ソフトウェアの徹底した設計努力により、基本構成価格を極力抑え、I/Oブレードに関しては価格据え置き、一部は価格低減を達成しました。

また、設計においては、市場における代替部品にも十分配慮し、製品として10年間の継続供給保証を可能にしました。

DN-3810BSシリーズの特徴

• 制御の冗長化・ホットスワップ対応
  統合管理ブレードの冗長運転・ホットスワップ
• ネットワークの冗長化
  統合管理ブレード上にGbEを2ポート搭載、冗長化構成
• I/Oの高速化・ホットスワップ対応・絶縁電源内蔵
  各I/Oブレードに独立MPU搭載、ユニット内高速通信達成
  I/Oの変更時にはブレードのホットスワップ機能でダウンタイム最小化
  入力用絶縁電源搭載・入力最大168ch、出力最大96ch・1㎳パルス検出可能
• AC/DC電源の冗長化・ホットスワップ対応
  AC100/200V系およびDC48V系電源を用意
  AC/DCユニット混在可能で冗長化
  一定温度まではファンレス静音運転
• 最新セキュリティ・認可プロトコル対応
  TLS1.3、HTTPSアクセス、OAuth2.0認可プロトコル対応
  IPv4/IPv6
• ステータス表示
  入出力チャンネルのLEDステータス表示
  統合管理ブレードのLCDディスプレイによる詳細ステータス表示
• 監視・制御機能
  IP機器の死活監視　・SNMPトラップ監視
  SNMPコマンド、HTTPコマンドおよびrshコマンドで外部アプリケーションからの制御可能
  ソケット通信によるPLCとの通信

DN-3810BSシリーズの仕様

製品構成